| ●夫婦で全行程歩きました。1,400km ●期間は5月1日〜6月20日、51泊 |
| 四国八十八巡りとは ●巡る人は「へんろ」と呼びます。 ●年間に巡る人は60万人〜70万人と推定されます。 ●その中で歩いて巡る人「歩きへんろ」は年間1,300人〜1,400人位と言われています。 ※歩き以外はバス、マイクロバス、ハイヤー、自家用車、バイク等です。 |
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| 巡る方法 1. 一機に八十八個所を巡る。 2. 一国巡り(例えば徳島県のみ等) 3. 期日、区域限定(三日間とか1番寺から10番寺までとか) |
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| 巡礼の作法 身支度や道具、お寺のお参りの仕方等詳しくは本があります。 |
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| 巡礼お寺参りの行き方、宿泊 1. 歩きへんろ用の地図、宿泊案内掲載。 2. 歩きへんろ、車へんろ共用の地図、宿泊案内掲載。 3. 車へんろ専用の地図、宿泊案内掲載等あります。 |
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| 期間 | |||
| 高野山+八十八個所 | ・全行程歩き | 早い人……30日〜40日 | |
| ゆっくりな人……45日〜50日 | |||
| ・車の人 | 8日〜12日 | ||
| 距離 八十八個所 歩き車ともに1,400km位(東京から大分県まで) |
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※ 宿泊はなるべくキャンセルしないこと。 ※ 宿泊は民宿、旅館、ホテル(ビジネス含む)一日、2日先に予約を入れていると良い部屋に泊まれる。 ※ 巡る時はいっきに巡ること、途中で休んだり、観光をするとだれる。 ※ できれば時間をゆっくり取り一寺でゆっくりと寺の由来、寺の美しさ等を味わい、楽しくお参りすること。 また人と人の触れ合いも楽しさの一つ。 ※ 「歩きへんろ」で一日の距離を長く取ると途中で足を痛める人が多い。 ※ 「おせったい」と言って地元の人より「へんろ」にお金や物、乗り物のお接待を受けることが有る、固辞せず素直にお受けすること。 ◎ 足に靴とソックスが合えば豆ができたり足を痛めるこはない。選び方はご相談下さい。 |
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| 自分の経験談(歩きへんろ) 私は今年60才になりましたので人生の区切りとして四国八十八個所札所巡礼に行きました。第一番霊山寺を5月1日に出発し第八十八番大窪寺に6月20日結願となりました。51泊の旅となりました。初めてのことなので三ヵ月から四ヶ月かかるのではないか、体力が持つのかと心配しましたが新緑と鶯の鳴く季節で気分的には心地よい旅となりました。「歩きへんろ」は「車へんろ」と違い弘法大師の歩いた道を巡ります。田んぼのあぜ道、山の中の道、民家の路地と案内地図と道しるべを頼りに歩きます。四国は平地が少なく、ほとんどが山と海と言っていいでしょう。また山と海がくっついているため大変に登り下りの激しい歩きです。山は杉と桧の中にある岩と石ころだらけの道です。一日30km前後の歩きです。次のお寺と泊まる所(民宿、旅館)の兼ね合いを考えて一日15kmの時も一日40km以上歩く日もあります。最初の三、四日は足がパンパンに張り、もう歩けないと思いますが、朝リュック(10kg前後)を担ぎ、お大師様の杖を持って立ち上がると足は不思議に前に進みます。10日から12日歩きますと、もうなにもなく毎日スイスイと歩けます。私は慣れだと思いますが、地元の人やベテランの人達は二人同行でお大師様がひっぱってくれるのでケガや病気にならずちゃんと行けますと言ってくれます。二人同行(ににんどうぎょう)とは自分と弘法大師のことを言います。杖を大師棒と言います。 今日は疲れたからと一日休むと身体は出発の状態に戻ります。なにしろ暑い日でも雨が降っても、嵐になっても毎日毎日歩き続けることです。 「歩きへんろ」は次のお寺、今夜の宿に向かって孤独と頭の中は空でひたすら歩き続けます。毎日、森林浴と自然の中にいます。照っても雨でも一日中汗の出っ放し、水は沢山飲みます。四国の水は大変においしいです。夜のビールはことにおいしいです。たまらないくらい。歩いている道の途中や宿で「歩きへんろ」と出会います。お互い共通するものがあるので話しが弾みます。 |
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| 「歩きへんろ」はどんな人がしているか。 |
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| 20代の人 | 若いので足が早い、体力がある。金がかかるので野宿が多い。 |
| へんろの理由…会社を辞めた、転職するため、修業のため。 | |
| 30代、50代はあまりいない。 | |
| 40代の人 | リストラに合った人。失業保険を貰いながら、金がかかるので一日の歩く距離が長い、けれど必ず足を痛めている。 |
| 60代の人 | 定年になったから。 |
| 70代の人 | 歩きへんろのベテラン、もう10回巡った、30回巡ったと言う人、 若者以上に脚力もあり根性もある。30日以内で一と巡りします。朝4時から5時に出発します。 |
| 女の「歩きへんろ」 | ごく少ないがいます。寺の跡継ぎ娘(尼僧)、60才以上の |
| おばちゃん | 女性だから体力的にきついものがありますが「おせったい」で結構車に拾われて乗せてもらっている。 |
| ※ 女性や体力の弱い人でも必ず行けます。一日の行程を自分の体力に合わせて宿を決めればよいのです。根性は大切ですが。 | |
| 歩きの途中で人と会いお話になります。必ずどこから来ましたか。何日目になりますかになります。若い「歩きへんろ」に合い色々と話しになります。 | |
| 私 | 「歩いてなにか考えますか」と聞くと。 |
| 若者 | 「毎日毎日テクテク歩いてバカみたいに感じる」と言います。 「おじさんは?」と 聞いてきます。 |
| 私 | 「俺は何も考えていないよ、一番寺から二番寺に行くことだけ。二番寺に着けば 三番寺に着くことだけ、最後に八十八番寺に行くことだけ。二番寺に行くとい う目的、三番寺に行くという目的、最終高野山に行くという目的があるから歩くのだ。目的がなくて毎日ただ歩くのであればおじさんだって君の言うようにバカみたいに感じるし、また歩かないでしょう。人生も同じではないだろうか。目的を作ってそれを達成してゆく、小さな目的でもよろしい。そして八十八番寺という大きな目的に向かって行く、目的だけしっかり有れば四国八十八個所みたいにどんなに険しい道があってもフウフウ言いながらちゃんとたどり着く じゃないか。目的なしで毎日を過ごしているのは繋がれている犬と同じじゃなないか、これは人間だけの特権だよ。」 |
| 若者 | 「おじさん分かった気がする。ありがとう」 |
| またこんな人もいます。「修業のために」歩いている。……若い人、若い坊さん等。 | |
| 私 | 「へえ、これが修業かね、こんなの俺は修業とは思わないね。確かにもう登れないと思うきつい山道も有るし、歩いても歩いても着きそうにない長い道もある。身体はきついかもしれないがただ歩いているだけだよ、浮世のウサを忘れて、 なにも考えずに歩けるほど楽はないよ。俺は修業=仕事だね。仕事をするのは大変辛いよ、社長や上司に怒られて、責任持たされて、同僚と競い合って、部下からは無能上司と陰口言われて、自分の意志を堪えて毎日、毎日過ごす、こんな辛い修行はないね、人生、仕事が修業だよ」 |
| 若者 | 「はあ、そうですか?」 |
| 夜、宿でその若い人と一緒になります | |
| 若者 | 「おじさん、少し分かったような気がしました。ありがとう」になります。 |
| 私 | 「じゃあ、ビール飲めや」とおごりになります。 |
| おせったい(お接待) 「歩きへんろ」をしていると地元の人々から「おせったい」と称して度々お金やお菓子、ジュース、果物などをいただいたり車に乗せていただくことがあります。四国のみの温かい風習です。「おせったい」を受けた時はその人に自分の「お納札」を儀礼として差し上げます。「おせったい」した人はその「お納札」をもらって御利益があったことになります。 プロのドライバーはけっして車に乗せてくれません。「歩きへんろ」は歩くのが主であると認識しているから。またへんろ用の装束で歩いているため人々は本当にやさしくしてくれます。道など尋ねてもとても親切に教えていただけます。 へんろはゆっくり巡りたい 道中、早く歩き、長く歩く人に会います。日数も費用も限られていることもあるのでしょう。シャカリキ、シャカリキと歩いています。お寺に居る時間も短いです。その人達に七十番過ぎて会うとほとんど同じことを言います。「もう少しゆっくり歩いて、お寺もゆっくり眺めたかった。」と。 道中、自然を眺めたり、お寺の由来やお寺の良さを味わいたい。また道中で人々に会い、楽しい会話をする。これもへんろの役得だと思います。 へんろで歩いてわかったこと どんな山奥に行っても家があります。こんな所でどうして生活するのか、病気になったらどうするのかと思う所です。そして小さい畑や田んぼがあります。そして70才、80才の老人が曜日に関係なく、たんたんとお仕事しています。また海辺でも70才、80才の老人が海草をほしたり小さな漁船に乗っています。一日十年とゆっくりとお仕事しています。けっしてシャカリキではありません。遊んでいる人はいません。人間、生涯、仕事だなと分かります。沢山の動物の中で人間だけは自らの意志で仕事をする動物だと確信しました。 終わりに 八十番大窪寺で結願し、和歌山の高野山に行き、実家の北九州に立ち寄り、北九州市から東九フェリーで二夜一昼の船で帰りました。11,000トン、乗務員28名、お客10名の貸し切り状態でのんびりと帰りました。太平洋に五光を指してキラキラ輝いて昇る朝日を見ました。夕は大きく真っ赤に燃えて水平線にスーッと沈む夕日を眺めました。 へんろでは朝六時、六時半から毎日モクモクと歩きます。歩いても歩いてもこの時間にこれだけかと感じます。三十分、一時間がこんなにも長いものか、疲れている四時過ぎはもっともっと長く感じます。 人生、一日、時間はゆっくりと流れています。その流れている時間を味わえたり、身体に感じる。年を取ったらそのようなことがわかる生活をしたいものだと思います。 若い人(60才)まではシャカリキに仕事して下さい。 |
| 歩きへんろは足に靴とソックスがピッタリ合えば快適に過ごせます。 靴が大切、ソックスが大切。 もっと詳しく聞きたい方はご連絡下さい。資料もあります。多少お役に立てると思っております。 |